北海道には旭川を中心に家具製造業がさかんに行われているため、すごく、レベルの高い商品がたくさんみつかりますが、今回はあえてすでに有名どころではありますが、極めて個人的主観で旭川の代表的家具メーカーを3社、厳選して紹介してみます。
というか個人的にやっぱりすばらしい!!と思える家具メーカーです。
CONDE HOUSE カンディハウス
木工が盛んな北海道、旭川に1968年に誕生。できる限り北海道の木を使い、長く使えるよりよい生活の道具を手仕事とテクノロジーの高度な融合でつくりだす。
所在地: 〒079-8509 北海道旭川市永山北2条6丁目
資本金:一億6000万円
従業員数:279名(男201名 女78名)
WEBSITE: https://www.condehouse.co.jp/
家具メーカーや作家さんのサイトで商品を見るとき、私はまず、椅子のデザインに注目します。
木工技術で難しいのは曲線を作り出すことで、テーブルやチェストなどと違い曲線が多く必要とされるのは椅子だからです。
カンディハウスのサイトでも椅子のデザインから注目してみました。
「チェアー」の商品ページではダイニングとリビングだけでも見応えのある品数で、そのすべてに著名なデザイナーが起用されているようですので、様々なニーズに応えられることでしょう。
率直にかっこいいな~、と思う椅子がたくさん見られます。
旭川に始まったカンディハウスは今や本社以外にも全国に14店舗の実店舗があり、海外でも代理店を通じて店舗販売しているようです。
できる限り北海道の木を使い、一本一本を生かしきって、長く使えるよりよい生活の道具をつくる。
引用元:https://www.condehouse.co.jp/story/
と謳うだけあり、端材をうまく取り入れている商品もあり、国産の無垢材、とくに楢(ナラ)でスタイリッシュな家具をお探しの方は要チェックだと思います。
カタログも豊富ですので、まずはウェブカタログに目を通してみてはいかがでしょう。
匠工芸
旭川市とともに古くからの家具産地である上川郡東神楽町にあるのが株式会社匠工芸です。
創業は1979年。桑原義彦社長は、若手に対し、惜しみなく技術を伝え独立を応援しています。 技術は独り占めするのではなく、伝えるもの。といった姿勢で、独立志望の若手の憧れの場所でもあるようです。
所在地: 北海道上川郡東神楽町南1番通24番地
従業員数: 40名(平成24年4月1日現在)
WEBSITE: http://www.takumikohgei.com
オリジナル商品は充実していて、シンプルなものから個性豊かなものまで揃っています。
全体的に明るい色の無垢材を活かし、柔らかい雰囲気で、コンセプトの「ナチュラル&クラフトマインド」が現われています。
取り扱い店は全国に展開し、実店舗も東京の家具店が集まる目黒にあります。
柿ノ木坂 匠(たくみ)目黒通り店:https://takumi-kagu.com/
尚、匠工芸ではオリジナル商品の他に特注製品やOEM(他社ブランドへの供給製品)なども積極的に取り組んでいるようです。
アッシュコンセプト(株)とのコラボ企画で開発した「マッシュルームスツール」
クリエイトファニチャー
2011年設立という比較的新しい会社にもかかわらず、製造している家具は洗練された技術を惜しみなく反映させたもの。
社長である岩満昌史氏が働いていた民芸家具会社が廃業に追い込まれ、残った20名ほどのメンバーでスタートさせたのが「クリエイトファニチャー」なのだそうです。
工場所在地: 北海道旭川市東8条4丁目3-4
展示場: 北海道旭川市永山2条10丁目1-35(旭川家具センター内)
資本金: 500万
従業員数: 25名
website: http://www.create-furniture.co.jp/
オリジナルデザインは社内の設計担当者数名がそれぞれ一貫して行うので、シリーズごとに独特な個性が表れていてバリエーションの広さを感じます。
元々民芸家具をつくっていただけに、装飾部の面の形状や框組の雰囲気に細かな気配りを感じられます。 とくにチェストやカップボード、サイドボードなどのいわゆる箱物を得意としているのが窺えます。
最後に
今回は思いつきで旭川の家具メーカーに注目してみましたが、他にも本当にたくさんのメーカーさんがありますね、旭川。 というか北海道、家具メーカー多すぎっ!!