※この記事は「家具用木材の基本分類(針葉樹・広葉樹)」の中の、針葉樹にフォーカスした記事です。
木製家具に使える木材、と言うと、だいたい広葉樹が前に出る。
ナラだ、タモだ、クルミだ、ブラックウォールナットだ……と宴会が始まる。
一方で針葉樹は、壁際で静かにしている。人数も少ない。
でも話はそこで終わらない。針葉樹は「向かない」んじゃない。
「扱いを間違えると失敗する」だけだ。
この記事で分かること
- 針葉樹が家具で肩身が狭い理由(軽い・やわい・動く)
- 家具に使われてきた針葉樹(前例があるやつ)
- 家具に使えそうな針葉樹(用途欄を読み替える)
- 主要針葉樹の一覧表(辞典:読みたい人だけ開く)
先に言ってしまうと、針葉樹は「使えない」じゃない。
“作るもの”と“構造”と“乾燥”を外さなければ、普通に使える。
針葉樹が家具で肩身が狭い理由(だいたい軽いから)
針葉樹は広葉樹に比べて細胞組織が単純で、比較的軽軟で比重の低いものが多い。
つまり、やわらかい。軽い。傷がつきやすい。寸法も動きやすい。
日本の家具、とくに指物みたいに精度が命の世界では、敬遠されがちだ。
でも、そこで終わらせるのは早い。欧米のカントリー家具を思い出してほしい。針葉樹が普通に家具をやっている。
要するに、こうだ。
針葉樹は家具に向いてない、わけじゃない。
針葉樹の家具は「作り方」と「使い方」を間違えると後悔する。
SPFって何者だ(ホームセンターの顔)
ホームセンターでやたら見る「SPF材」。突然アルファベットが強い。
でもあれは略語で、
- S=スプルース
- P=パイン
- F=ファー
のまとめ呼び。主に北米・カナダ産のツーバイ材で使われる。
略語でまとめられる時点で、個性より「現場で回る」が優先の木だ。現場で回る木は、意外と強い。
主要針葉樹材(一覧:辞典なので折りたたんでおく)
表は辞典だ。読みたい人だけ開けばいい。面倒な人は飛ばしてOK
ここをクリックして主要針葉樹の一覧表を表示する(かなり長い)
※参考:産調出版[カラーで見る 世界の木材200種]/府中家具工業共同組合[木材図鑑]ほか
| 名称【別名】 | 科 | 気乾比重(平均) | 特徴 | 製材後の色 | 従来の主な用途 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本産材 | ヒノキ | ヒノキ科 | 0.41 | 強い芳香、強い耐久、及び耐水性がある。仕上げると美しい光沢があり、高級材として扱われる。 | 心材:淡紅色辺材:ほとんど白 境界:明らか | 建築、家具、日用品 |
| サワラ | ヒノキ科 | 0.34 | 昔から桶などの水回り用品によく使われるほど、割りやすく、耐水性が強い。 | 心材:くすんだ黄褐色ないし紅色を帯びた黄褐色辺材:淡白色 境界:明らか | 日用品 | |
| ヒバ【アスナロ】 | ヒノキ科 | 0.41 | 強烈な匂い(芳香とは言えない)があるが耐水性、抗菌性(含ヒノキチオール)があり重宝される。関東北部より北に位置するものを「ヒノキアスナロ」と呼び特に青森のヒバ林は日本の三大美林のひとつ。 | 心材:淡黄色辺材:淡黄色 | 建築、土木、器具 | |
| モミ | マツ科 | 0.44 | 心材、辺材ともほとんど白く、無臭なため食品に接する日用品に多く用いられるが肌目は荒く、やに壺、入皮、アテなどがでやすく、耐久性も低い。不浄木として棺や卒塔婆など葬祭用品にも使われる | 心材:ほとんど白辺材:ほとんど白 | 包装、器具、日用品、建築 | |
| イチイ | イチイ科 | 0.53 | かつて一位の官位者が礼服や束帯を着用するときに右手に持つ細長い板を「笏(しゃく)」と呼び、その材料に適していた所から「一位」「いちい」と名付けられた。かつてはサハリン、千島、北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国東北部、シベリア東部などに分布していたが、最近では非常に少なくなった。 一般に成長は悪く、大きなものは稀。丸太は凸凹していて製材の歩留まりが悪いが、切削が容易で彫刻に向いている。 | 心材:濃赤褐色辺材:淡色 境界:非常に明らか | 床柱(凸凹な丸太のまま)、細工物(飛騨高山の一刀彫りなど) | |
| トドマツ | マツ科 | 0.42 | 本州に産するモミと同属だが主に北海道に分布し、道内で用いられている。比較的欠点がでやすい(特にみずくい)が切削加工容易でエゾマツより腐りにくい。 | 心材:白から黄白色辺材:白から黄白色 境界:はっきりしない | 建築、土木、パルプ材、包装、電柱、杭木、蒲鉾板 | |
| エゾマツ | マツ科 | 0.43 | ほとんど匂いが無く肌目は精で音響的な性質があるため楽器用材によく使われる。 北海道ではトドマツとともに「エゾ・トド」と呼ばれ、本州などでのスギ、ヒノキに対比される代表的な樹種。 | 心材:やや褐色を帯びた淡黄色から桃色辺材:やや褐色を帯びた淡黄色 | 建築、建具、楽器用材 | |
| カラマツ | マツ科 | 0.53 | ヤニがあり、材面ににじみ出てくる。針葉樹の中では重硬で乾燥の際はワレや狂いがでやすい。日本産針葉樹の内、唯一の落葉樹。 | 心材:褐色辺材:黄白色 | 建築(仕上げ材以外)、土木、杭、パレット、家具 | |
| アカマツ | マツ科 | 0.53 | カラマツ同様重硬でやにがにじみ出てくる。形が良くなかったり変色することが多いため、表面に見えない建築部材で使われてきた。一方で装飾的価値のあるものもある。 | 心材:やや黄色を帯びた淡桃色から赤褐色辺材:黄白色 | 建築(梁、敷居、床板)、杭、枕木、割り箸、パルプ材 | |
| ヒメコマツ(五葉松の変種) | マツ科 | 0.41 | アカマツ、クロマツのような二葉ではなく五葉の木姿で木材より盆栽で知名度がある。アカマツなどの硬マツ類に対して軟松類といわれる。 しかし肌目は精で切削加工容易、狂いも少ないため指物や和風の建物、彫刻などに使われていたが現在国産材は希少。ほとんどロシアから輸入されるチョウセンゴヨウマツで代替される。 | 心材:淡黄赤色ないし淡紅色辺材:淡黄赤色ないし淡紅色 境界:やや明らか | 和風の指物、建物、建築、彫刻 | |
| クロマツ | マツ科 | 0.57 | 海岸の防風林として植えられることが多い。 北海道で主流のアカエゾマツのアカマツに対してエゾマツをクロマツと呼ぶこともあるようだが、学術的には赤松に同じく硬松類に入るので比重は高い。 | 心材:やや黄色を帯びた淡桃色から赤褐色辺材:黄白色 | 建築(梁、敷居、床板)、杭、枕木、割り箸、パルプ材 | |
| ツガ | マツ科 | 0.51 | 一般にゆっくりと成長するため年輪幅は狭く、柾目面はいわゆる糸柾になる。削った材面に白い粉のような物質(フロコソイド)が筋状にでている事が多い。年輪ははっきり見え、肌目は粗。針葉中の中では比重の高い部類だが近年蓄積が少なくなり、この材を目にすることは非常に少ないであろう。 | 心材:淡桃褐色辺材:黄白色 境界:明らか | 建築、包装、車両、パルプ材、枕木、京都では鴨居敷居ほか建具用材に好まれた。 | |
| コウヤマキ | スギ科 | 0.42 | 日本特産の木曽五木のひとつ。年輪の幅が狭いことが一般的で波状になることもある。樹形が美しいので庭木でこのまれるが、全体として蓄積少なく木材として市場で目にすることは少ない。 | 心材:淡黄褐色辺材:白 境界:やや明らか | 建築、器具 | |
| スギ | スギ科 | 0.38 | 日本の代表的な樹種だが最近では天然産のものは少なくなり、ほとんどが人工林産。北海道南部以南、日本全土に古くから造林されているため木材の質としては産地によりかなり幅がある。 特有の芳香がある。 | 心材:桃色から濃赤褐色辺材:白 境界:明らか | 建築、天井板、磨丸太、家具、器具、包装、樽、下駄、割り箸、箱、造船 | |
| 北米材 | ベイヒ【ポートオーフォードシーダー〔P・Oシーダー〕】 | ヒノキ科 | 0.47 | オレゴン州南西部クースベイからカリフォルニア州北西部の間に限られ分布。日本のヒノキと同類で材質的に似ているが比較的芳香は日本のものより強く、心材は濃い。ヒノキに似ていて低価格であったことから明治後半からヒノキの代替として輸入された。ヒノキ同様耐久性の必要な場所にも利用できる。 | 心材:淡黄褐色ないし桃褐色辺材:淡黄白色 境界:ほとんど差がない | 建築(長く、大きい材がとれるので広い範囲で利用。家具、船舶、器具、水槽、建具、床板、 |
| ベイヒバ【イエロー〔アラスカ〕シーダー】 | ヒノキ科 | 0.51 | 日本のヒバに似ているところから「ヒバ」と付けられ、「シーダー」とも付いているが植物の分類上ではベイヒ同様「ヒノキ科」。北米太平洋沿岸地域に分布。衝撃に強く、粘り強くもあり耐久性に優れる。同属のヒノキやベイヒと大きく違うのは特徴的なヒバの匂いがある。ヒノキチオールに類似した物質が含まれるためシロアリなどの防虫効果あり。 | 心材:鮮やかな黄色辺材:黄白色 | 建築(特に土台に使われ、目につくところには使われない)、家具、ボート | |
| ベイスギ【ウェスタンレッドシーダー】 | ヒノキ科 | 0.37 | 明治17年、東京の木場で日本で最初に商業輸入された材と言われている。当時高騰していた秋田杉によく似ていて安価であった。現在でも天井板などに使われている。こちらも「スギ、シーダー」とあるがヒノキ科。 | 心材:濃い赤ないし黒ずんだ黄褐色辺材:白 境界:明らか | 建築(屋根、外壁、造作、天井板)、建具 | |
| ベイモミ【ファー】 | マツ科 | N・F:0.47P・S・F:0.43 G・F:0.45 | 日本に輸入されている多くはノーブルファーという種。他にパシフィックシルバーファー、グランドファーなどがあり、その総称として「ベイモミ」という。米国大陸西部のものをウェスタンファー、東部のものをイースタンファーと呼ぶ場合もある。ベイツガと一緒に「ヘム・ファー」という呼び方で取り扱われることもあるがツガの方が褐色を帯びているので見分けは付けやすい。 | 心材:白から淡い黄白色ないし淡褐色辺材:白から淡い黄白色ないし淡褐色 境界:明らかでない | 建築、建具、器具、パルプ材 | |
| ベイトウヒ【スプルース】 | マツ科 | 0.46 | アラスカ南部、南東部から太平洋ガン沿いに分布していていくつか種類があるがもっとも代表的なのはアラスカ南東部にあるシトカ島で発見されたことで名付けられた「シトカスプルース」。これは他の種と違い心材の色が淡褐色を帯びるので他と見分けられる。 他に市場で目にできるのがエンゲルマンスプルース、ホワイトスプルースなどがあるがこれらの色は心辺材ともに白から淡い黄褐色。 | 心材:白から淡い黄褐色辺材:白 境界:明らかでない | 建築、家具、器具、建具、(音響的な性質が良いため)ピアノ、バイオリンなどの楽器用材 | |
| ロッジポールパイン | マツ科 | 0.47 | 日本のアカマツのように二葉松。大きな材は少なく得にくい。板目面にはディンプルグレインと呼ばれる小さい笑くぼのような模様が光って見える。加工は容易だが耐久性は低い。材面に樹脂がにじみ出てくることがある。 日本でも輸入され集成材などに使われている。 | 心材:淡黄色ないし淡黄褐色辺材:白ないし淡黄色 境界:明らかでない | 枕木、電柱、杭、箱、包装材 | |
| ベイマツ | マツ科 | 0.55 | 明治時代から「メリケン松」と言う名で輸入されている。アカマツなどの松類とは別の類で、日本で相当するものは「トガサワラ」という種。 別名に『ダグラスファー』、『オレゴンパイン』などとも呼ばれる。 心材の色は成長によって違いがあり、年輪幅が狭く黄色っぽいものを『イエローファー』、年輪幅が広く褐色を帯びるものを『レッドファー』と言う。 | 心材:黄色ないし黄色を帯びた赤褐色(成長によって違う)辺材:白から淡黄色 | 建築、合板、建具、家具、造船 | |
| ベイツガ【ヘムロック】 | マツ科 | 0.46 | ベイマツに匹敵するほど輸入され、価格の安い杉と競合して建売住宅の柱などで多く使われている。 ベイモミと一緒に「ヘム・ファー」という呼び方で取り扱われることもあるがツガの方が褐色を帯びているので見分けは付けやすい。 性質的には日本の「ツガ」と似ているが、日本のツガより年輪幅が広いものが多い。 | 心材:白色、黄白色ないし淡褐色辺材:白色、黄白色ないし淡褐色 境界:ほとんどない ※晩材は桃色、紫色を帯びる | 建築(柱、鴨居、長押など)、箱、器具、パルプ材 | |
| セコイア【レッドウッド】 | スギ科 | 0.46 | 分布範囲の狭い樹種。アメリカ太平洋岸のオレゴンからカリフォルニア州中部にかけて分布。他ニュージーランドで造林。 心材の耐久性は非常に高く、シロアリに抵抗性がある。加工もしやすい。 | 心材:桃色から濃赤褐色辺材:淡色 境界:明らか | 建築、構造物、天井、羽目板、ドア、(耐久性が高いことを利用して)屋外の家具、クーリングタワー、サイロ、液層、屋根板など | |
| 北洋材 | シベリアカラマツ【ロシアカラマツ】 | マツ科 | 0.51 | 日本に輸入されるものは天然生で老齢のものが多く生育環境も厳しいため、日本のカラマツと対照的に年輪幅が非常に狭い。材面にはやにがにじみ出てくることがあり、やに壺、入皮、もめなどの欠点は多い。 | 心材:黄色を帯びた褐色辺材:淡黄白色 境界:明らか | 建築、土台、仮設、土木など材面の装飾性を必要としない部分 |
| ベニマツ【チョウセンゴヨウ】 | マツ科 | 0.50 | 古くから木型用材として使われる代表的な木材のひとつで、軽軟で肌目は精、耐久性は中、加工はしやすい。 中国東北部、朝鮮、シベリア、日本の本州亜高山地帯にも分布しているが市場で扱われているものはロシア産。 | 心材:淡黄赤色ないし淡紅色辺材:淡黄白色 境界:明らか | 鋳物用の木型、建具、建築、彫刻、器具 | |
| オウシュウアカマツ | マツ科 | 0.47 | 材質はほとんどアカマツと同じ。ヨーロッパ産で市場では「レッドウッド」という名で取り扱われ、代表的な木材。因みにオウシュウトウヒを「ホワイトウッド」と呼ぶ。日本にはロシアから輸入されている。 | 心材:赤褐色辺材:淡黄白色 境界:明らか | 建築、家具、建具、杭木、電柱 | |
| 南洋材 | アガチス | ナンヨウスギ科 | 0.52 | 分布範囲が広いため、この類の呼び名に国による違いがある。年輪は明らかでなく日本ではカツラの代用として扱われる事も多いためか、広葉樹と混同しがちな材。「ナンヨウカツラ」と呼ばれる材はこのアガチスのこと。 | 心材: 桃色を帯びた淡灰褐色ないし淡黄褐色辺材:淡灰褐色 境界:あまり明らかでない | 建築、建具(ドア用材が多い)、家具(引き出しの側板にカツラの代用として) |
| クリンキパイン | ナンヨウスギ科 | 0.45 | パプアニューギニア東部の山地に分布し、特にブロロ周辺には「フープパイン」と共に広い造林地がつくられている。 「パイン」とついているが、松類ではなくナンヨウスギ科、材質的にも全く違っている。 肌目は精で加工はしやすい。 | 心材:灰褐色で部分的に淡い桃色ないし紫色を帯びる 辺材:淡褐色ないし淡黄褐色 境界:あまり明らかでない | 丸太で輸出されることはなく、産地のパプアニューギニアで合板用材に使われている。 | |
| メルクシマツ | マツ科 | 0.69 | 日本産のアカマツに似ている上、通直で長い丸太が得られる。その上年輪幅が一定であるため利用範囲が広い。ビルマからインドネシア、さらにフィリピン、スマトラにかけて分布。天然産のもので樹齢の高いものは化粧材として高級品として扱われる。 かつてカンボジアから大量に輸入されたときは関西を中心として装飾的な価値を利用した用途に使われた。 | 心材:黄褐色から赤褐色 辺材:黄白色 境界:あまり明らかでない | 建築、造作、杭、パレット、箱、パルプ材 | |
| その他 | タイヒ【タイワンヒノキ】 | ヒノキ科 | 0.48 | 木材として台湾で最も優れた針葉樹材。古くから日本にも輸入されヒノキの代替として利用されている。 日本のヒノキとよく似た性質をもつがやや芳香が強く色はずっと濃い。 また、ヒバで知られていてシロアリを忌避させ抗菌効果があるとされている「ヒノキチオール」という成分はこの木材で発見されたのが最初らしい。 タイワンのヒノキ(チオール)、といことで「タイヒ」。 | 心材:淡紅黄色ないし黄褐色辺材:淡紅黄色 境界:明らかでない | 建築、家具、器具、彫刻、鉛筆、棺 |
| ラジアタマツ | マツ科 | 0.49 | 原産地はアメリカカリフォルニア州のモントレー郡及びメキシコのバハカリフォルニアであるが日本にはニュージーランドやチリから輸入。 日本の松類で想像できないほど年輪幅が広く、節も大きいためか、アメリカではほとんど用材になることは無く、日本でも評価は低い材のひとつ。ニュージーランドでは品質の良いものを合板用で利用。 | 心材:淡褐色ないし褐色辺材:黄白色 境界:明らかでない | 建築、家具、建具、床板、パルプ材、杭、フラッシュ芯材、パーティクルボード |
従来から家具に使われてきた針葉樹
表の中で用途として「家具」が入っているものは、少なくとも前例がある。安心材料になる。
- ヒノキ
- カラマツ
- スギ
- ベイヒ(P・Oシーダー)
- ベイヒバ(イエロー/アラスカシーダー)
- ベイトウヒ(スプルース)
- ベイマツ(ダグラスファー)
- オウシュウアカマツ
- アガチス
- タイヒ(タイワンヒノキ)
- ラジアタマツ
もちろん同じ樹種でも産地差、乾燥状態で別人になる。だが「選ぶ理由」は十分ある。
ただし椅子は別。椅子はずっと力がかかり続ける。
針葉樹で椅子をやるなら構造・部材取り・仕口の精度に全集中だ。
家具にも使えそうな針葉樹
用途欄に「家具」がなくても可能性はある。
- 「建具」→ フレーム/格子/箱物の部材に向く場合がある
- 「器具」「日用品」→ 小物家具や軽負荷の家具で活きる場合がある
その視点で見ると、たとえばこのへんが候補になる。
- サワラ
- ヒバ(アスナロ)
- モミ
- エゾマツ
- コウヤマキ
- ベイスギ(ウェスタンレッドシーダー)
- ベイモミ(ファー)
- ベニマツ(チョウセンゴヨウ)
木から家具を決めると失敗する
作るものが決まって→ その条件で死なない針葉樹の順番が安全だ。
最後に
針葉樹は派手じゃない。だが控えめなぶん、使いどころがハマると美味しい。
軽い、やわらかい、香りがある、耐水性がある、手加工が楽。欠点はだいたい長所の裏返しだ。
広葉樹は針葉樹と比べものにならないくらい種類が多いので、一覧は別ページでまとめてある。
▶ 無垢の家具に使われる(使える)広葉樹一覧
家具用木材全体の分類や考え方については、こっち↓
▶ 家具用木材の基本分類|針葉樹・広葉樹と材の見方


